つわり——苦しいあなたに

つわり【妊娠悪阻】で体調を崩しているあなたに・・・
「おめでとう」と言われるたびに、申し訳なくなっていませんか。

嬉しいはずなのに、笑えない。
赤ちゃんが来てくれた喜びはある。
あるのに—— 身体が、心が、ついてこない。

吐き気が止まらない。
においだけで、涙が出る。
ソファから起き上がれないまま・・・日にちが過ぎる。

そんなとき、誰かに「つらいね」とただ言ってほしかった。
「みんな通る道だから」じゃなくて。
「そのうち終わるよ」でもなくて。

目次

「1か月で体重が6キロ減った」——それでも「大げさ」と言われる現実

中日新聞でも取り上げられていたのですが、あるお母さんの話がずっと頭に残っています。

二人目の妊娠がわかってすぐ、強い吐き気と倦怠感が始まった。
お粥もゼリーも、口に入れると吐いてしまう。
水すら、受け付けない日がある。
ポリ袋を握りながら、ソファで横になって過ごす毎日。

1か月で6キロ痩せた。
仕事は2か月休職した。
産婦人科に入院して、点滴を受けた。

それでも吐き気はなくならない。

「いつまで続くんだろう」
「上の子のお世話ができない」
「こんなに弱くてごめんね」

身体のつらさだけじゃなく、心まで追い詰められていく。

——これが「みんな通る道」でしょうか。
これを「大げさ」と言える人は、きっとこの苦しさを経験していないのだと思います。


つわりの「つらさ」に、もっと正直になっていい

つわりの原因は、実はまだ完全に解明されていません。

妊娠によるホルモンバランスの急変、免疫反応、自律神経の乱れ、もともとの体質——いくつもの要因が複雑に絡み合って起こるものです。

そして症状には、大きな個人差があります。

  • 少し気持ち悪い程度で済む人
  • においだけで吐いてしまう人
  • 水分も取れず入院が必要になる人

これは「根性の差」でも「体の丈夫さの差」でもありません。
ただ、体質と状況などが重なったもの。

「私は軽かったから、あなたも大丈夫」——そういう話ではないんです。

だから、誰かと比べなくていい。
「これくらいで弱音を吐いちゃいけない」と思わなくていい。
つらいなら、つらいと言っていい。

あなたの苦しみは、あなたにとってリアルな現実です。


欧米では当たり前に使われている「つわりの治療薬」

実は海外では、つわりに対する薬として「ボンジェスタ」が40か国以上で承認されています。

先ほどのお母さんも、藁にもすがる思いで自由診療クリニックを受診し、この薬を使いました。

すると——家事ができるほど回復したと言います。

寝込むしかなかった毎日に、少しだけ「日常」が戻ってきた。
それがどれほどの救いだったか、想像するだけで胸が熱くなります。

ただ、日本ではまだ未承認薬のため保険適用外。
1錠2,500円という費用がかかり、長期間の継続は難しかったそうです。

必要な人に届くはずの選択肢が、お金や制度の壁で届かない。 。

でも、だからといって今苦しんでいるあなたを「変わるまで待って」とは言えない。

今、あなたに使える選択肢を、一緒に考えたい。


薬だけが答えじゃない。でも、ひとりで抱えることが答えでもない

医療の進歩はとても大切です。 選択肢が増えることは、多くの女性を助けます。

でも、つわりで苦しむ女性に必要なのはそれだけじゃないとも感じています。

休める職場環境。

妊娠初期は「まだ言いたくない」時期に、最もつらい症状が出ることが多い。
それでも「見た目は元気そう」だから、休みにくい。
この矛盾は、社会全体で変えていく必要があります。

家事を分担できる家庭。

「妊娠してるんだから、ちょっとこれくらい…」と言われる前に、そっとやってくれる人がそばにいてほしい。
でも現実は、そうじゃないことも多い。

「つらい」と言える空気。

「みんな経験すること」という空気が、本当のつらさを飲み込ませてしまう。声に出していい。助けを求めていい。

頑張らなくていい、という許可。 これが一番、難しくて、一番必要なことかもしれません。


鍼灸院に来てほしい理由——治すためじゃなく、「ラクになる」ために

まず正直に言います。

つわりがひどいときは、まず産婦人科への受診が最優先です

脱水や栄養不足が進むと、赤ちゃんにも影響が出ることがあります。
自己判断で様子を見るよりも、医療機関に相談してください。

そのうえで——

「病院に行ったけど、まだつらい」
「薬は飲んでいるけど、もう少し楽になりたい」
「できれば薬以外のサポートも試してみたい」

そんなときに、鍼灸を選んでくださる方がいます。

つわりの背景には、自律神経の乱れがあることがよく知られています。
ホルモンの急激な変化が自律神経に影響し、胃のムカつき、吐き気、倦怠感、不眠、不安感といった症状を引き起こします。

鍼灸は、その体の緊張をゆるめ、巡りを整えることを目的としています

鍼のポイントを使って副交感神経を優位にし、胃腸の動きを落ち着かせる。 身体全体の緊張をほぐすことで、「少し楽になった」と感じてもらえることがあります。


女性専門鍼灸院だから伝えられること

私のところに来てくださる方は、「あまり話を聞いてもらえなかった・・・」

忙しい外来診察。
「つわりは病気じゃないから」という言葉。
「もう少し様子を見ましょう」で終わってしまう会話。

鍼灸院では、じっくりお話を聞く時間があります。

今どんな症状があるか。 毎日どのくらいつらいか。 何が一番しんどいか。 家族には言えていないこと。

そういうことを、ゆっくり話せる場所でありたいと思っています。

女性専門の鍼灸院として、妊娠中の女性の身体と心に向き合ってきたからこそ、「わかります」と言える部分があります。

同じ女性として、あなたの苦しさに寄り添いたい。


つわりで来院された方から、こんな声をいただいています

「施術後、あの締め付けられるような気持ち悪さが少し和らいだ気がしました。帰り道が、来るときより楽でした」

「話を聞いてもらえるだけで、なぜか少し泣いてしまいました。ここに来てよかった」

「毎回来るたびに、自分の体のことを教えてもらえる感じがして。赤ちゃんのこともちゃんと考えてもらえてるんだ、と安心しました」

完全に症状がなくなるわけではないかもしれません。 でも、「少しラクになった」「話せてよかった」——そう感じてもらえる時間を作りたいと思っています。


最後に——「我慢が正解」じゃなくていい

つわりを「我慢するもの」として乗り越えてきた先輩女性たちを、否定したいわけじゃありません。

本当に、本当に大変だったと思う。

ただ、これからの時代は、我慢しなくていい。
「頑張れた私えらい」じゃなくて、

「助けてもらえてよかった」が、普通になってほしい。

誰かに頼ることは、弱さじゃないと思っています。

選択肢を探すことは、逃げじゃありません。 「ラクになりたい」と思うことは、当然のことです。


つわりで苦しんでいるあなたへ。

一人で抱えないでください。 「こんなことで相談していいのかな」なんて思わないでください。

来てください。 話しましょう。 一緒に、ラクになる方法を考えましょう。

あなたの身体を、あなたの赤ちゃんを、大切に思っています。

岡崎市 鍼灸院ふんわり

30年の実績でこころとからだを整える
女性鍼灸院が1人で営む女性専門鍼灸院

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