夜、布団に入る。
目を閉じる。
でも、眠れない。
やっとうとうとしたと思ったら、夜中の2時。3時。
時計を見るたびに、心がざわざわする。
「早く寝なきゃ。明日もある。疲れているのに……」
そう思えば思うほど、目が冴えていく。
そんな夜を、ひとりで過ごしていませんか?
更年期世代の女性からいちばん多くいただくお悩みが、「眠れない」ということです。
以前は頭が枕に着いた瞬間には眠れていたのに。
50代になってから、急に眠りが浅くなった。
夜中に何度も目が覚めて、そのたびに天井を見ている。
朝の4時や5時に目が覚めて、もう眠れない。
「年のせいかな」と思いながら、誰にも言えずに何ヶ月も過ごしてきた方が、たくさんいらっしゃいます。
「眠れないのは、つらい」
眠れない夜が続くと、夜がくるのが嫌になります。
1人で考えることが多くなります。
マイナス思考のことばかり・・・
「自分の言葉に反省してしまう」
「ストレスに弱いんだ」
「もっとしっかりしなきゃ」
更年期には、女性ホルモン(エストロゲン)の分泌量が急激に変化します。
このホルモンは、生理だけに関係しているものではありません。
自律神経のバランス、体温調節、睡眠の深さ、気分の安定……
私たちの体の「整える力」全体に、深く関わっているのです。
だから更年期になると、それまで当たり前にできていたことが、急にうまくいかなくなります。
眠れなくなるのは、体の中で起きているホルモンの変化のせいです。
とてもつらいですよね。
「疲れているのに、眠れない」という苦しさ
更年期の不眠で、特につらいのがこの状態です。
体は、ちゃんと疲れています。
仕事を終えて、夕食を作って、片付けをして、お風呂に入った。
子どものこと、親のこと、夫のこと……
今日も誰かのために動き続けた。
だから眠れるはずなのに。
布団に入った瞬間から、頭が動き始める。
明日の会議のこと。
母親の通院の付き添い。
子どもとの関係がうまくいっていないこと。
老後のお金のこと。
自分の体のこと。
このまま歳をとっていくことへの漠然とした不安。
昼間は気にならなかった心配ごとが、夜の静けさの中で次々と浮かび上がってくる。
これは、自律神経がうまく切り替わらなくなっているサインかもしれません。
本来、夜になると体は「休息モード」に入ります。
副交感神経が優位になり、体温が下がり、筋肉がゆるんで、自然と眠りに落ちていきます。
でも更年期には、この自律神経のスイッチが乱れやすくなります。
夜になっても体が「緊張モード」のまま。
頑張り続けているのに、休む準備ができない。
眠りたいのに眠れない。
疲れているのに休まらない。
この苦しさは、苦しい。
眠れない夜が続くと、体と心はこうなっていく
睡眠は、心と体を修復する唯一の時間です。
眠れない日が続くと、じわじわとさまざまな不調が重なってきます。
- 朝から体が重く、疲れが抜けない
- 肩や首のこりがひどくなる
- 些細なことでイライラしてしまう
- 気分が落ち込む日が増える
- 集中力が続かず、物忘れが多くなった気がする
- 「何もしたくない」という気持ちになる
そして、もっとつらいのは——
「また今夜も眠れないかもしれない」
という不安が生まれることです。
眠ること自体がストレスになってしまう。
布団に入るのが怖くなる。
そうなると、眠れない夜はさらに続いていきます。
不眠は、睡眠だけの問題ではありません。
心にも、体にも、じわじわと影響を与えていくのです。
眠れない夜に「やってはいけないこと」と「試してほしいこと」
眠れないとき、多くの方がやってしまうのが「眠ろうと頑張ること」です。
「眠らなきゃ」
「早く寝なきゃ」
「何時間しか眠れない」
こう考えれば考えるほど、脳は覚醒していきます。
「眠れないこと」に意識を集中させると、眠れなくなる。
これは多くの方が経験することです。
眠りは、頑張って手に入れるものではなく、体が自然に落ちていくものです。
だから目指すのは「眠ること」ではなく、「体を休める準備をすること」。
まず、できることから試してみてください。
📱 スマートフォンを夜9時以降は見ない
ブルーライトと情報の刺激は、脳に「まだ昼間だ」と錯覚させます。
🛁 寝る1〜2時間前にぬるめのお風呂に入る
38〜40度のお湯に15〜20分。体が温まり、そのあと体温が下がるときに眠気が来ます。
🍵 温かいノンカフェインの飲み物を飲む
ホットミルク、ルイボスティー、カモミールティーなど。胃から体を温めます。
🌬 深呼吸を3回する
息を4秒かけて吸い、7秒止め、8秒かけてゆっくり吐く。
副交感神経を優位にする「4-7-8呼吸法」です。
🎵 好きな音楽や自然の音を流す
川の音、雨音、クラシック音楽。「眠ろう」から「ただ休もう」へ気持ちを切り替えます。
そして何より、こう自分に言ってあげてください。
「今日もよく頑張った。眠れなくてもいい。今夜はただ横になって、体を休めよう」
この言葉ひとつで、体の緊張が少しずつほぐれていきます。
東洋医学が考える「眠れない体」のこと
東洋医学では、不眠を「睡眠だけの問題」とは見ません。
体の冷え、血流の低下、ストレスによる緊張、気や血の巡りの乱れ——
こうしたものが複雑に絡み合って、眠れない体をつくっていると考えます。
実際に、更年期世代の女性とお話をすると、こんなお悩みをよく伺います。
- 手足の先が冷えて、布団の中でも温まらない
- 肩から首にかけてガチガチに張っている
- お腹を触ると冷たい
- 呼吸が浅く、胸が詰まった感じがする
- 体がいつも緊張している気がする
体が冷えて緊張している状態では、深い眠りに入ることができません。
温かく、やわらかく、流れのある体でいること。
それが、自然な眠りへの入り口です。
鍼灸で「休める身体」を取り戻す
鍼灸院ふんわりでは、更年期による不眠や自律神経の乱れでお悩みの女性を、多くサポートしてきました。
施術でもっとも大切にしていること、それは——
体を温め、体を緩ませ、巡りを整えること。
冷えた体を温める。
緊張で固まった筋肉をほぐす。
滞っている血流と気の巡りを整える。
そうすると、頑張り続けていた体が、少しずつ「休んでいいんだ」と気づき始めます。
施術を受けた方からは、こんなお声をいただくことがあります。
「久しぶりに、朝まで眠れました」
「夜中に目が覚める回数が減ってきました」
「体がふんわり軽くなって、気持ちまで楽になった気がします」
もちろん、眠れない原因は人によってさまざまです。
だからこそ、その方の体の状態を丁寧に見ながら、ひとりひとりに合った施術を心がけています。
ひとりで抱え込まないでください
これまで多くの女性のお話を伺ってきて、気づいたことがあります。
皆さん、来院されるまで、ずっとひとりで抱えていました。
「更年期だから仕方ない」
「私だけじゃないから我慢しなきゃ」
「病院に行くほどでもないか」
そう思いながら、眠れない夜を過ごしてきた。
でも、我慢しなくていいんですよ。
これまでずっと、
家族のために、
仕事のために、
周りの人のために、
自分を後回しにして頑張り続けてきた体からのSOS
かもしれないのです。
少しだけ立ち止まって、自分の体の声に耳を傾けてみてください。
「疲れた」と言っていい。
「眠れない」と誰かに話していい。
自分のために時間を使っていい。
あなたが休まることが1番大切です。
鍼灸院ふんわりは、岡崎市で更年期や自律神経の不調に悩む女性に寄り添う、女性専門の鍼灸院です。
体を温め、緩ませ、巡らせながら——
「今夜こそ眠れそう」と思える身体に、少しずつ戻していきましょう。
眠れない夜が続いているなら、一人で抱え込まずに、一度ご相談ください。
あなたの体は、もう十分頑張っています。
次は、ちゃんと休む番です。
岡崎市 鍼灸院ふんわり
30年の実績でこころとからだを整える
女性鍼灸師が1人で開いている女性専門鍼灸院

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