衝撃!朝ごはんを抜くと脂肪が8%増える?
「痩せたいから朝食を抜いている」
「朝は忙しくてコーヒーだけで済ませている」
もしあなたがそうなら、その努力が逆に
「太りやすい体」を作っているかもしれません。
研究で、
朝食を抜くことが私たちの体に備わった「体内時計」を狂わせ、結果として体脂肪を増やしてしまうことが科学的に証明されました。
今回は、名古屋大大学院生生命農学研究科
小田裕昭先生(時間栄養学)の研究結果をもとに、なぜ朝食がダイエットの鍵を握るのか、そのメカニズムをわかりやすく解説します。
1. 「朝食抜き」で脂肪が8%増える衝撃の事実
「食べていないのになぜか痩せない…」
実験の内容:食事のタイミングだけでこれほど差が出る
研究チームは、夜行性のマウスを使って、食事のタイミングが体にどう影響するかを2週間にわたって観察しました。
- 通常グループ: 活動開始(人間でいう朝)とともに、すぐに食事をとる。
- 朝食抜きグループ: 食事の時間を4時間遅らせて与える。
驚くべきことに、食べているエサの量は同じなのに、
食事を4時間遅らせたグループは、
通常のグループよりも脂肪の重さが8%も増加していた
のです。
つまり
「何を食べるか」
「どれだけ食べるか」と同じくらい
「いつ食べるか」がダイエットにおいて重要である
ということが、この実験で明らかになりました。
2. なぜ太る?カギを握る「時計遺伝子」の正体
なぜ食事を遅らせるだけで脂肪が増えてしまうのでしょうか?
その理由は、私たちの全身の細胞に存在する
「時計遺伝子」にあります。
体内時計が「4時間」もズレる恐怖
私たちの体には、24時間周期でリズムを刻む「体内時計」が備わっています。
この時計が、代謝や体温、ホルモン分泌のタイミングをコントロールしています。
研究の結果、朝食を抜いたグループは
この
時計遺伝子のリズムが最大で4時間も遅れて乱れてしまった
ことがわかりました。
脂質代謝のスイッチが入らない
時計遺伝子は、脂肪を燃焼させる
「代謝のスイッチ」
の役割も果たしています。
朝食を抜くことでこのスイッチが入るのが遅れると、
体は「今はまだエネルギーを燃やす時間ではない」と勘違いし、
摂取したエネルギーをどんどん脂肪として蓄積しようとしてしまうのです。
3. 「体温」が上がらないと、消費カロリーが激減する
ダイエットにおいて「体温」は非常に重要です。
体温が1度上がると、基礎代謝は約13%上がると言われています。
朝食は「体のエンジン」をかける儀式
通常、私たちの体温は活動が始まる朝から上昇し、夜にかけて低くなります。
しかし、実験では朝食を抜いたグループは、食べ始めるまで体温が上がらないことが判明しました。
- 体温が上がる時間が短い = 1日の総消費エネルギーが減る
- 活動モードへの切り替えが遅い = 脂肪が燃えにくい
朝食を食べないことは、いわば
「エンジンをかけずに車を走らせようとしている」ようなもの。
燃費が悪く、エネルギーが余ってしまう状態なのです。
4. 「食べないダイエット」が失敗する3つの理由
多くの人が陥りがちな「朝食抜きダイエット」がなぜ失敗するのか、改めて整理してみましょう。
① 筋肉量が落ち、基礎代謝が下がる
朝、体はエネルギー不足の状態です。
朝食からエネルギーを補給しないと、体は自分の「筋肉」を分解してエネルギーを作ろうとします。
筋肉が減れば基礎代謝が下がり、さらに痩せにくい体になってしまいます。
② 昼食・夕食での血糖値スパイク
朝食を抜いて空腹時間が長くなると、次に食事をしたときに血糖値が急上昇しやすくなります。
これを「血糖値スパイク」と呼び、脂肪を溜め込むホルモンである「インスリン」が過剰に分泌される原因になります。
③ 脳が「飢餓状態」だと勘違いする
エネルギーが入ってこない時間が長いと、
脳は「今は飢餓状態だ!」と判断し、
次に食べたものをできるだけ脂肪として蓄えようとします。
これがリバウンドの大きな原因です。
理想的な朝食のタイミング
起きてから1時間以内に何かを食べることが理想です。
これにより、脳と体のスイッチが入り、時計遺伝子がリセットされます。
何を食べればいい?
「朝からしっかり作るのは無理!」という方でも大丈夫です。
まずは以下のものを試してみてください。
- タンパク質をとる: 卵、納豆、ヨーグルトなど。タンパク質は体温を上げる効果(食事誘発性熱産生)が非常に高いです。
- バナナやフルーツ: 手軽にエネルギー源となる糖質を補給できます。
- コップ一杯の白湯: 内臓を温め、活動モードに切り替えます。
5. 体内時計を整えるもう一つのカギ:鍼灸で「巡り」を最適化する
食事の習慣を整えるのと同時に、ぜひ取り入れてほしいのが
「鍼灸(しんきゅう)」による体のケアです。
名古屋大学の研究では「体内時計が狂うことで体温が上がらず、代謝が落ちる」ことが指摘されていました。
実は、この「体温の低下」や「代謝の停滞」は、東洋医学でいう「気・血(き・けつ)」の巡りが悪くなっている状態と深く関係していると思います。
鍼灸がダイエットをサポートする理由
朝食抜きで乱れてしまった体内リズムを、鍼灸は「外側からの刺激」で整える手助けをしてくれます。
- 強張った体を「緩める」: ストレスや不規則な生活で緊張した自律神経を、鍼の刺激でリラックスさせます。体が緩むことで、休息と活動のスイッチ(副交感神経と交感神経)の切り替えがスムーズになり、体内時計がリセットされやすくなります。
- 深部から「血流をよくする」: お灸の温熱刺激や鍼の刺激は、血管を拡張させ、血液循環を促進します。血流が良くなると、朝食で得たエネルギーが全身の細胞に効率よく運ばれ、体温が上がりやすい「燃焼体質」へと導いてくれます。
- 内臓機能を「整える」: 「朝、食欲がなくて食べられない」という方は、胃腸の働きが低下しているサイン。お腹や背中のツボを刺激することで、消化器系の働きを活発にし、朝からしっかりとエネルギーを吸収できる体へと整えていきます。
6. 自律神経を整えれば、ダイエットの効率はもっと上がる
いくら朝食を食べるように意識しても、体がガチガチに緊張していて血流が悪いままでは、代謝のエンジンはなかなかかかりません。
「鍼灸で体を緩める」×「朝食で体内時計を回す」
この掛け合わせが、無理のないダイエットにおいて非常に強力なメソッドになります。 血流が改善され、酸素と栄養が全身に行き渡るようになると、不思議と「朝から元気に動ける自分」に気づくはずです。
「鍼灸院 ふんわり」
では、体内時計を整えるための鍼灸施術も行っています。
朝食が食べられないほどお疲れの方は、ぜひ一度ご相談ください」
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