肝は“気の流れ”と心のバランスを司る臓
妊活中の女性にとって、避けて通れない悩みのひとつが「ストレス」
検査結果に一喜一憂したり、周りの妊娠報告に心が揺れたり…
「早く結果を出したいのに思うようにいかない」と、自分を責めてしまう方も少なくありません。
東洋医学では、このストレスの影響を最も強く受ける臓を「肝(かん)」といいます。
肝は“気(エネルギー)の流れ”をコントロールし、心と体のバランスを保つ臓。
簡単に言えば、肝は「自律神経」と「感情のバランス」を整える司令塔のような存在です。
ストレスや我慢、緊張が続くと、肝の気がスムーズに流れなくなります
東洋医学では,
「肝気鬱結(かんきうっけつ)」といいます。
体の中に“見えないつまり”ができてしまう状態です。
その結果、イライラ、ため息、胸のつかえ、頭痛、肩こり、胃の張り、月経トラブルなど、
心身両面に不調が現れます。
“気血のめぐり”が妊娠力を高める
肝の働きが乱れると、ホルモンバランスにも影響が出ます。
排卵が遅れる、生理周期がバラつく、生理痛が重くなる――
これらはすべて「気の滞り=肝の乱れ」が関係していることが多いのです。
逆にいえば、肝の気をスムーズに流すことで、ホルモンのリズムも整い、妊娠しやすい体に近づくということ。
鍼灸で肝を整えるツボ
鍼灸では
「太衝(たいしょう)」
足の親指と人差し指の間にあるツボで、ストレスやイライラを鎮める作用があります。
「期門(きもん)」
胸の脇にあるツボで、呼吸を深め、張りつめた心をゆるめます。
これらを整えることで、心身がリラックスし、血流が良くなり、
ホルモンの分泌も自然と整っていきます。
滞った気の流れをほどいていきます。
日常でできる「肝の養生」
肝の働きを助けるには、生活の中でも「流れをつくる」ことが大切です。
・ため息を我慢せず、ゆっくり深呼吸する
・朝の散歩で気を動かす
・嫌なことを抱え込まず、少し吐き出す
・ストレッチや入浴で“ゆるめる時間”をつくる
こうした小さな習慣が、肝のめぐりを助けてくれます。
がんばりすぎず、心をやわらかく
妊活がうまくいかないときほど、気持ちはぎゅっと固くなります。
でも、冷たくなった体も、張りつめた心も、やさしく温め、ゆるめることで必ずめぐりが戻ってきます。
肝を整えることは、心を整えること。
焦らず、自分を責めず、からだの声を聞く時間を持ちましょう。
鍼灸で“肝の流れ”を整えることは、妊娠力を育てるための第一歩。
こころとからだがつながる瞬間を、大切にしていきましょう。
不妊 更年期 鍼灸院 ふんわり


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